【ダウン・KO集】KNOCK OUTS 25.7.26 Krush.178
2025年7月26日（土）Krush.178
メインイベント(第9試合)/Krushミドル級タイトルマッチ
ブハリ亜輝留 vs デング・シルバ
メインイベント(第9試合)はKrushミドル級タイトルマッチ。王者・ブハリ亜輝留がデング・シルバを挑戦者に迎える。ブハリは20年8月のK-1 GROUP参戦以来、重量級トップ戦線で活躍。24年6月の初代Krushミドル級王座決定トーナメント・決勝戦では、かつて敗れた神保克哉を判定で下し、初代王者を手にした。
対するシルバは“灼熱のビッグモスキート”の異名を持つ、キックとMMAの二刀流ファイター。24年7月のK-1 WORLD MAX最強決定トーナメントでは璃久にTKO勝利を収めるも、準決勝でストーヤン・コプリヴレンスキーに敗れた。今年2月には小田尋久を技術で上回り判定勝利。満を持して王座挑戦の時を迎える。
1R、サウスポーにスイッチしたシルバへ、ブハリが強い右インロー。リーチに勝るシルバは長いワンツー、右ミドル。ブハリの顔面に左フックを直撃させコーナーへ下がらせる。ブハリはシルバの強いフックで前進できず、ロープを背負って防戦一方に。右アッパー、左ボディと被弾し続けるがゴングまで耐えしのぐ。
2R、シルバの右飛びヒザ蹴りがブハリのアゴを捉えダウンを奪取。立ち上がったブハリは右ローから組み立てを図るが、シルバの右アッパー、左ボディで前に出られない。
3R、ワンツーで攻めるシルバへ、ブハリが右フック。シルバの打ち終わりにカウンターを狙うが、シルバは長距離からのワンツー、右ヒザでブハリの前進を許さない。ブハリは大きな右フックを振り圧力をかけるが、シルバはカモンジェスチャーでブハリを挑発。必死の追撃も届かないまま試合終了のゴングを迎えた。
ジャッジ三者が30-26の大差判定。ブハリは昨年6月に獲得した王座の初防衛に失敗。シルバがKrush史上初のブラジル人王者の栄冠に輝いた。
シルバはマイクを握ると「はるばるブラジルからきてKrushの王者になれたのはうれしい。今後はK-1で70kgか75kgのチャンピオンになりたい」とK-1王座への挑戦を宣言した。
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